2013年7月25日木曜日

5月から取り組んでいる課題があります。主に二つの課題で、一つは自主性でもう一つは敏捷性。

一つ目の課題である、自主性。これは特に高学年クラスの課題です。技術はあるし、試合経験も他のクラブの子たちよりも積んでいます。あとは試合中に自ら行動をおこし、状況を打開していく姿勢です。指導者から言われてやるよりも自分から行動をおこす姿勢を求めています。
しかし色々なアプローチをしていますが、なかなか改善されませんね。彼らも悩んでいると思いますが、私たち指導者も試行錯誤を繰り返しています。気が付けば日常でもそればかり考えています。おそらく正解は一つではないのでしょう。とにかくこれからも彼らの自主性を育む指導を続けます。結果が出にくいし、効果が見えない事で周りの方も歯がゆい思いをされているかと思いますが、もう少しご辛抱を。
試合で結果を出すのはそれほど難しくなく、彼らなら指導者が試合中に事細かく叫び続ければ対応する能力があり、それなりの結果は残すでしょう。しかし、私たちとしては彼らの今後の人生を考えた時に、自分で殻を破ってほしいと願っています。なのでとにかく粘り強く、粘り強く・・・。

さて二つ目の課題の敏捷性。敏捷性は速く動くことを目的としていますが、効果はそれだけでなく、このトレーニングにより神経の発達が促され、これまで出来なかった動作が出来るようになり、筋肉の使い方、足の動かし方、全身のバランスなどが向上し、より洗練された動きが出来るようになります。
この効果は特に中学年の子たちに顕著に見られ、最近の試合では各自の技能(ステップワーク、対人動作、ドリブル、パスなどなど)が向上しているのがはっきりと分かります。この練習だけを行うのはあまりよくありませんが、二か月くらいどこかで集中して実施するのは良いですね。

来週はついに合宿です。昨年はこの合宿で心身ともに鍛えられて秋ごろに爆発的な伸びを見ました。今年はどうでしょう?とても楽しみです。