2011年11月23日水曜日

なでしこ

先日の日曜日に西が丘サッカー場で行われた、なでしこリーグの試合を生観戦しました。

ワールドカップで優勝してから中々観る機会が無かったのですがやっと観る事ができ、久々に観る女子の試合は以前よりも戦術面の進化が素晴らしかったです。
まずこの試合の観戦ポイントは、ドイツW杯でも評価された日本の戦術意識です(全員が走り回るサッカーがとても評価されてましたね)。その戦術は、男子のトレンドにもれずコンパクトで前線からのプレッシングサッカーを両チームとも行い、狭い局面からサイド攻撃を仕掛ける内容で、特に浦和レッズレディースの守備意識は特筆ものでした。
試合中盤は少々足が止まりましたが、最後まで集中しプレスをかけ続けた体力と危機察知の集中力、カバーリングの意識はさすが世界一の国のリーグと納得したものです。

また個人で言うとなでしこジャパンのDFの要、岩清水選手はやはり目立ってましたね。1対1に強さ、カバーリングというDFの基本的なスキルの高さはもちろんですが、FWへのロングパスの正確さも凄かったです。それとベレーザの7番原選手もセンスを感じます。中盤で柔らかいボールタッチから意外性のあるパスはガンバの遠藤ヤットや中村俊輔選手を彷彿させます。後はもっと運動量を増やしてゴールに絡むプレーやディフェンスの粘りを身に付ければ沢選手のようになれるかもしれません。それこそ沢選手のプレーを頭に染み込ませるイメージトレーニングが良いかもです。このあたりは沢選手の大先輩の野田監督に期待しましょう。

それにしてもなでしこの試合は面白いですね。今季はこれで終わってしまいましたが、来年はもっと観るつもりです。試合終了後の両サポーターのエール交換は素晴らしいですし、スタジアムで気軽にサインや写真撮影に応じる選手に子供達が群がってました(笑)。


2011年11月17日木曜日

11月6日に行われた練習試合から約2週間が経ちました。本来ならその直後に感想を記載したかったのですが、非常にもやもやした内容でしたのでその見極めに時間が掛かってしまった次第です。

さてその練習試合ですが、相変わらず興味深いコンテンツがたくさんありましたね。その代表的なのが、皆さん仰っていたように以下の事があげられます。

・強い相手だと元気が無くなってしまう
・積極的にボールを取りに行かない
・味方のプレーを眺めているだけ

これらの事象の原因は何でしょうか?相手に向かっていく根性が足りない、声を出してパスをもらう積極性が足りない、等々。間違ってはいないでしょうが、漠然とした精神的な問題で片付けてしまうのは指導者として失格なので違う観点からこの2週間観察していました。

その観察で気付いた事がいくつかあります。1つは単純にボールをもらう際のポジションが悪い事。おそらく子供達も味方をどうやってフォローすれば良いのか分からなかったかと思います。ですので今はボールをもらう時の動き方に重点を置いて練習しています。これは俯瞰的に全体を見る必要がありますので、少し時間が掛かりますね。
2つ目の課題も同じような事ですが、例えば今、自分がやるべき事は?優先する事は?など考える力がまだまだ足りておりません。もっともっと自分で物事を考える姿勢が必要ですね。

その他にもディフェンスの仕方など課題もありますが、そのあたりはまだあまり教えていないのでしょうがないですね。しかしこの間のチームは強豪チームなのでそれほど悲観する必要はありません。一歩一歩改善していけば良い話しです。
これから迎える秋から冬の時期は目に見える成長はあまり期待できません。しかしその間の練習が確固たる下積みとなり、春に開花します。皆さん、来年の春に期待してください。子供達の成長に目を見張る事になるでしょう。