2013年10月5日土曜日

こんな本を読みました。

「弱くても勝てます(開成高校野球部のセオリー)」

開成高校なのでとてつもなく頭脳的な野球で勝ち進んでいくストーリーかと思いきや、ちょっと違う展開。個性的なスタイルで戦うのですが、やっぱりあまり勝ててません。タイトルと中身にギャップがあるような・・・。
しかも監督の苦悩はなんだかどこかで聞いたことがある内容で、考えてみればうちの監督も同じようなことを言っていたなぁと読んでて笑ってしまう内容でした。

その内容でいくつかポイントをピックアップしてみます。

「勝負事だという意識がまったく欠けている」
何回でも打てる(バッターボックスに入れる)、(ピッチャーは)何回でも投げられるという考えが緊張感を薄くしているいる。ただでさえ練習量が少ないのにこれは論外(な意識)。

「準備ができていない」
練習が始まっても集中力が無く雑談している、練習の合い間の一息が長い、次に移る行動が遅い。試合では打球が来てから、バッターボックスに入ってから、ピッチャーが投げてから何をやるかを考えている。事前に何も想定していないからすべての行動が後手後手になってしまう。

勝負事に関しては、試合では私たちも”勝利”を求めていないのでそこまで厳しい事を言っていませんが、試合で緊張感が無いのは特に最近目に付きます。リラックスさせて試合に臨ませていますが、それが慣れてきているのか簡単なミスが多くなっています。少し練習試合をやり過ぎたかもしれません。
準備は、これは出来てる子と出来ていない子がはっきりしており、出来ている子は成長が著しいですね。特に中学年クラスで感じるのですが、まだ遊びの延長で練習に来ている子達がいます。それに対し、高い集中力を持って常に全力で練習に取り組む子は顔つきが違いますし、絶対に上手くなってやるという迫力を感じます。そういう子は私たちも全力でバックアップしますし、可能な限り高学年クラスの練習に混じってもらいます。このようなサイクルが出来ると当然成長が早くなりますね。高学年と練習するから上手になるのではなく、高学年のレベルに食らいついていく高い意識の結果でしょう。

テレビでは浦和対大宮の埼玉ダービーが行われています。相変わらず異様な雰囲気のこの一戦。やつらには絶対に負けない!というスタジアムの気迫が、選手を強くさせるのでしょうね。

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