2015年12月28日月曜日

今年最後の練習

本日は全学年を対象に最後の練習を実施しました。

少し肌寒い中ですが、天気に恵まれて良かったです。

参加されたお父さんも良い運動ができたかと。また卒業生も一人来てくれました。元気そうで何よりで、また一緒に練習できて嬉しいですね。













来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2015年12月9日水曜日

少年サッカー 適正なレベルの環境で練習するということ

西が丘サッカークラブでは、年長~2年生が低学年クラス、3~4年生が中学年クラス、5~6年生が高学年クラスとわけています。しかしこれは一つの目安であり、個人の技術や体格、やる気によりクラスわけする事があります。

ある5年生の子ですが、その子はサッカーに対して真摯に取り組んでおり、またサッカー以外のスポーツにも真剣に臨んでいます。どちらかといえばサッカー以外のスポーツの方に軸足を置いています。この春、5年生になった際にこれまでの中学年クラスから高学年クラスに移ったわけですが、あまりにも細い体や、スピードは一級品ですがおぼつかない技術を考慮して、高学年クラスより中学年クラスで練習したほうが君にとっては良い事だと話したのですが、それを屈辱と思ったのか頑なに拒み続けました。
その後の練習を見続けましたが、やはり高学年クラスは厳しく、試合形式の練習でもあまりボールに触れる事ができない状況が続きます。もしかしたらこのまま辞めてしまうかな?と思っていた矢先に自分から中学年クラスでやりたい!と言ってきました。

中学年クラスに移ってまだ数週間ですが、これまでのうっぷんを晴らすように試合形式の練習では見違えるような姿を見せ、とても積極的で、自ら得点を奪い、仲間を励まし、前向きで楽しそうな姿を見せてくれてとにかく安心した次第です。またこれまでにいないスピードがあるその子に、負けじと目の色を変えて向かっていく3、4年生もいます。結果的に5年生の子の技術は進歩して、他の子もつられるように伸びています。一人の子が入った事で、とても良い相乗効果が生まれました。

技術は厳しい環境の中で練習する事で身に付きますが、厳しすぎる環境では逆効果です。あえて下の環境に身を置くことで伸びる場合もあります。このクラブには3年生でも高学年クラスで練習している子がいます。もちろんそれは素晴らしい事でありますが、それはその子にとって高学年クラスの環境が適正なだけで、みんなが上のクラスを狙う必要はありません。

その子にとって真剣に楽しく練習ができる環境を作ることが大事ですね。

2015年12月7日月曜日

少年サッカー 今後の進路について

サッカーにおける六年生の卒業後の進路として、中学校の部活やクラブチームがあります。

中学校は顧問の先生の意気込みや力量によって多大な差があり、特に公立の学校だとそれが顕著に表れるようです。したがい、今後も真剣にサッカーに取り組みたいのであればクラブチームに所属して、専門的かつ本格的なトレーニングができる環境に身を置きたい、というのが多数の選手そして保護者の方の心境でしょうか。

今でも多くのクラブチームが練習会やセレクションを行っており、(私たちの練習後の赤スポでやっている事が多いのでよく目にしますが)そのたびに沢山の六年生が集まっています。それなりのチームになると1回の練習会やセレクションで100名程度は集まってます。その中から受かる選手は数人から20名程度ですかね?とにかく厳しい門であることは間違いありません。私たちのクラブからも数名の子がチャレンジしておりますが、まだどこも受かっていない子もおります。

色んなチームのセレクションにチャレンジして、しかしそのたびに落選することを繰り返すと、さすがに元気が無くなってきますね。そして、どこにも入れなかったらもうサッカーを続けることが出来ない!と言わんばかりの雰囲気を漂わせてます。

そのような姿を見るとこちらもかしこまってしまいますが、気にし過ぎです。このブログに何度も書いてますが、選手の成長は早い子もいれば遅い子もいます。それに一握りの強豪チームに所属した選手にだけ未来が開ける私たちの子供のころとは一変し、今はとても発達したスカウトのインフラが整っています。またそれぞれのレベルにあったチームが多数存在し、そのチームで物足りなければステップアップする事も当然、可能です。

ですのでどのようなチーム(学校)であれ、本人が常に高い志を持って日々の練習に取り組めば、自ずと道は開けます。実績も知名度も無い選手が地道な努力を続け大学生で開花したり、逆に有名選手が気付いたら消えていたり・・・。サッカーに限らずスポーツの世界ではよくある話ですね。

あまり焦らず、落胆するよりも、どんなチーム(学校)でも入ってから「何を成しえたいか?」、「中学生で身に着けるスキルは何なのか?」を考えて行動する事が重要です。本人が真剣であれば、高校や大学のチャンスはまだまだあります。

中学生の入り口で将来が決まってしまうほど、サッカー界は残酷ではありません。