2010年10月28日木曜日

秋の夜長に・・・

長い猛暑が終わり。季節はすっかり秋ですね。
と、書きましたが本日は冬並みの気温で、なんだか台風が来るとの事…。まあ時期的には秋なので秋らしい内容を書こうかと。
秋シリーズ第一弾。「読書の秋」という事で今回はサッカーやスポーツにかかわる本をご紹介します。これらの本はとてもたくさん出版されていますが、ノンフィクションだと偏った内容になってしまうので、小説からご紹介です。

まずは「龍時」。これは野沢尚の作品で、日本の中学生が高校に進学せずにスペインに渡るという物語です。チーム内のレギュラー争い、トップチームへの昇格、外国で生活する事の難しさ…。とてもリアリティ溢れる作品です。プロのサッカーチームやプロサッカー選手とはどういうものなのかこれを読むとだいぶ分かりますので機会があれば読んでみてください。なお、3完まで発行されてますが、作者が急逝され未完の作品となっています。

続いては「サクリファイス」。野沢史恵の作品で、自転車ロードレースの物語です。自転車レースは個人戦のように見えて、実は完全たるチーム戦。一人のエースの為にその他のアシスト選手が全ての労力を使います。エースの為に風除けとなって走ったり、エースがパンクしたら自分の自転車のタイヤを渡し、エースの為に補給食を渡したりします。エースの選手はそれらアシスト選手の犠牲の上で走っているわけですから、とても重い責任が発生します。これらの事をドラマティックに書かれたこの本は、チームで戦うとはどういう事か、どれほどの想いがあるのかが明確に分かります。サスペンスの色が濃い作品ですが、チームプレーの本質が分かる内容かと思います。

さて実は最近、あまり本を読んでおりません。。。どうも惹かれる出会いが無いと言いますか…。ですので、何かお薦めがありましたらご紹介くださいませ。

2010年10月14日木曜日

自信

少し時間が経ってから改めて新生日本代表の試合を見ました。南アフリカW杯で勇退した岡田監督に代わって、イタリアの名将ザッケローニに率いられる、我らが日本代表。

結果はご存知の通り、強豪アルゼンチンに勝利して、こちらも強豪の韓国に引き分け。とりわけ目立ったのがその守備力でした。南アフリカW杯では、世界でも評価された組織的な守備はそのまま引き継がれ、またそこに個人能力が上乗せされた守備は、要となる中澤選手とトゥーリオ選手がいなくてもとてもソリッドなブロックを構築していましたね。この要因はなんと言っても各自が植え付けた”自信”でしょう。南アフリカW杯では、10人なら崩される事が無いという事が判明し、大会で試合を重ねるにつれて、9人でも守れる!7人でも守れる!という若干疑心暗鬼の状態から、あれ?もしかして1対1でも負けてないぞ!という確信に変貌していきました。これが今回のアルゼンチンや韓国が相手でも、守備はまず負けないだろうという自信のもと、安心感のある守備を披露できた事かと思います。
そのバックボーンにあるのは、先にも書きましたがW杯という真剣勝負の舞台で得た”自信”でしょう。これは皆さんの経験で例えると、試験前に思い残す事無く勉強したから絶対に良い点が取れる、受験に合格する。またサラリーマンの方であれば、大事なプレゼンの前に、これだけ下調べをしたからもう大丈夫、繰り返し予行練習をしたから何を聞かれても絶対に返答できる。など虚勢とは違うそこまでの努力の上に成り立つ絶対の確信(自信)を得た事があったかと思います。

そのような経験(事前の準備、努力)があれば、たいていの事には動じる事無く無難に対処できるでしょう。今の子供達もこれから色々な場面に遭遇するかと思います。その時にサッカーであれだけ頑張れたのだから、このくらい何ともない!サッカーでは誰にも負けなかった、だから今回も必ず勝つ!という思いに至って前に進んでくれると、指導に携わる者としてこれ以上の幸せは無いですね。

2010年10月1日金曜日

サッカー教室





先日、西が丘児童館で出張サッカー教室を行いました。これは以前から考えていた地域貢献プログラムの一つで、数か月前から打ち合わせを重ねて、やっと実行する事ができました。
当日は残念ながら雨の為、室内で行いましたが子供達はとても楽しんでくれたようです。サッカーが好きだけどクラブの存在を知らない子、色々な事情で入会出来ない子がたくさんいます。また、スポーツを知らないが為に協調性や努力という大切な事に気付かない子、日々のストレスを発散する機会に恵まれない子。僭越ながら、このような子供達にサッカーを通じて何かしらの手助けが出来ればと考えています。

入会いただいている皆様はもちろん、皆様が住んでいる地域、私たちが活動している地域に対して、感謝の気持ちをこのような活動で還元していきたいと思います。これからもこのような活動は出来る限り行っていきます。この活動が子供達にとって良いきっかけになってくれれば…。