2010年10月28日木曜日

秋の夜長に・・・

長い猛暑が終わり。季節はすっかり秋ですね。
と、書きましたが本日は冬並みの気温で、なんだか台風が来るとの事…。まあ時期的には秋なので秋らしい内容を書こうかと。
秋シリーズ第一弾。「読書の秋」という事で今回はサッカーやスポーツにかかわる本をご紹介します。これらの本はとてもたくさん出版されていますが、ノンフィクションだと偏った内容になってしまうので、小説からご紹介です。

まずは「龍時」。これは野沢尚の作品で、日本の中学生が高校に進学せずにスペインに渡るという物語です。チーム内のレギュラー争い、トップチームへの昇格、外国で生活する事の難しさ…。とてもリアリティ溢れる作品です。プロのサッカーチームやプロサッカー選手とはどういうものなのかこれを読むとだいぶ分かりますので機会があれば読んでみてください。なお、3完まで発行されてますが、作者が急逝され未完の作品となっています。

続いては「サクリファイス」。野沢史恵の作品で、自転車ロードレースの物語です。自転車レースは個人戦のように見えて、実は完全たるチーム戦。一人のエースの為にその他のアシスト選手が全ての労力を使います。エースの為に風除けとなって走ったり、エースがパンクしたら自分の自転車のタイヤを渡し、エースの為に補給食を渡したりします。エースの選手はそれらアシスト選手の犠牲の上で走っているわけですから、とても重い責任が発生します。これらの事をドラマティックに書かれたこの本は、チームで戦うとはどういう事か、どれほどの想いがあるのかが明確に分かります。サスペンスの色が濃い作品ですが、チームプレーの本質が分かる内容かと思います。

さて実は最近、あまり本を読んでおりません。。。どうも惹かれる出会いが無いと言いますか…。ですので、何かお薦めがありましたらご紹介くださいませ。

0 件のコメント:

コメントを投稿