2010年7月15日木曜日

サッカーと数学

梅雨もそろそろ終わりに近づいているこの時期、大半の子供達が今週末で1学期が終了します。みんなの通信簿はいかがでしょうか?サッカーを始めたから成績が落ちたと思われないよう祈るばかりです…。

そういえば以前、ある大学の工学博士の先生とお話する機会があったのですが、その先生が「昔ほどではないが、まだまだ子供達の数学離れがある」と仰って(嘆いて?)いました。その際にスポーツと数学の関連について色々とお話しさせていただきました。今回はその時の話をご紹介させていただきます。

私はサッカーをはじめ、スポーツはとても数学的であると考えています。例えばあるプレーを習得するためには、色々なやり方を試し、失敗を繰り返して成功させていくという作業を行います。これはある仮設を立てて一つずつ検証を繰り返し、正解を求めるというとても数学的な作業です。またスタミナを向上するためにはVoMaxという指数や平常心拍数、AT値、最大心拍数という数値を用いてトレーニングを行います。

それに試合になると、相手のシステムやそれぞれの個性、力量を試合の中で把握し、それを自分や自チームの戦術、技術レベルの長短を比較してゴールを奪うための公式を導きます。この間のワールドカップでも、岡田監督が直前になって守備重視の戦術に変えて、本田、松井、大久保でゴールを奪うというやり方に変えましたよね?これがゴールを奪うための公式です。

学校の授業と違うのは、瞬時に公式を考えなければならない事です。そのためには深い知識と広い視野が必要であり、またすぐに実行できる決断力と判断力が備わっていなければなりません。
というような話を僭越ながら先生にしたところ、「面白いテーマだ」と楽しそうに言われていた事を思い出します。現役時代の私はとびきり技術も身体能力があったわけではありませんでした。それでも最後は高いカテゴリのクラスでサッカーが出来たのは、このように考えてサッカーをしていたからかと思います。それに会社に勤めるようになってからは、この考えが身に付いていたお陰で無難に社会人生活を送れるようになっています。

もちろん全員がこのような考えである必要はありません。ただ、一つの事例として参考にしていただければと思います。

そんな事をふと思い出して勢いのまま書きました。誤字、乱筆、お許しください。。。

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