2010年7月24日土曜日

熱中症

私事ながら、本日東松山の峠に自転車で走りに行きました。往復約120kmとこの暑い中、我ながら良くやるものだと少々呆れます。その峠での出来事ですが、最初は調子良く登っていたのですが、途中から足が攣り始め、最後には寒気がしてきました。これはやばいと思って登った直後に頭から水をかぶり体を十分に冷やし、大量の水を摂取してなんとか治まりました。
典型的な熱中症ですね。ただこの「熱中症」、そもそもどういうものかご存知ですか?先日の練習で1年生が軽い熱中症にかかりました。これからの時期、皆様に注意していただきたく今回は熱中症についてご説明します。

【そもそも熱中症って何?】
高気温、高湿度によって体内の放熱機構が機能しなくなり、体温が異常に上昇し、脱水状態が加わった状態です。重度によって「熱疲労」、「熱けいれん」、「熱射病」に分けられます。

【熱疲労】
発汗により体内の水分が枯渇した状態。倦怠感、脱力感、めまい、頭痛、吐き気など。蒼白や皮膚が湿った状態となる。

【熱けいれん】
大量の発汗により、水分だけでなく電解質(主にナトリウム)が失われた状態。水分に加えて電解質の補給が必要となる。倦怠感や痛みを伴う筋肉のつりを起こす。

【熱射病】
熱中症の中で最も重度の症状。死に至るレベルで循環不全により臓器にダメージを与えてしまう。そうなると冷却や補給をしても手遅れなので、至急救急車を呼びましょう。

以上が熱中症の症状です。
さて、ではどのように予防すれば良いのでしょうか?まずは日頃から適度な汗をかいて、汗腺をしっかり開くことが大事です。クーラーの温度はもちろんの事、寝るときはタイマー設定にするなど体を冷やし過ぎないようにしてください。また日中の運動も適度にお願いします。外で遊ぶ事自体は悪い事ではないですが、長時間の遊びは避け、帽子などで直射日光から体を守ってください。それとこまめな水分補給も大事です。1回に摂取する量は少なくて良いですが、少ない量を多くにわたって摂取してください。

この時期の練習は普段よりも強度を落とし、水分摂取の回数を多くしております。私たちも気を付けて練習いたしますので、保護者の方々も日頃から注意深く子供達の様子をうかがってください。なお、上記は保護者の方にもあてはまります。ニュースを見る限り、亡くなられるのは子供より成人の方が多いです。熱中症は自覚症状がはっきりと分からない事が多いので、皆様も本当に気を付けてお過ごしください。

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